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「ゃだ‥く、くんなっ…」
逃げ場がない。
腰が抜けて後ずさるしかない。
「僕は和也を愛してたのに…」
「しらね…ょっ」
「和也がお店で出してくれた飲物残すから、全部飲んであげてるんだよ?」
ごみ箱あさったの…?
「ゃだっ…気持ちワ「なんで?僕達恋人同士でしょ?フフ…(笑)」」
恋人…?
ソイツは高笑いしだした。
かと思えばイキナリ真剣な顔をした。
「なのに。勝手に部屋に男家に泊めて、抱き合ってたよね…?しかも一緒に布団で寝て…。俺が放し飼いだったのが悪かったんだよね?」
そういうとポケットからカッターナイフをとりだした。
「っ!!や、…っ」
部屋に入ってきた。
壁に背中があたって逃げ場がなくなった。
その時、
自分の手が自分の携帯に当たった。
携帯を取り出して、すかさず電話帳を開いて一番最初の人に電話をかけようとした。
―ガン!!
「いっ…」
頭を何かで殴られてその拍子に携帯が吹っ飛んだ。
「綺麗な血…」
「っ!?くんなっ…」
「そんな口聞いていいの?」
―キリッ
手首を抑えられてカッターナイフを首に這わされた。
「っ!」
「和也の肌は白くて綺麗…まるで汚れを知らないみたいに…。」
「…ゃめっ…。」
「もっと白くしたいな…そうだな…、例えば‥死んだ人間みたいに。」
―ツー…
顎のラインに痛みが走る。
熱くなる感覚…。
ホントに殺される。
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