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√Jside



―ガチャン!!


「「「「!?」」」」


皆俺の方振り返って目ぇ見開いてた。


やべぇ。

八つ当たりするかも…。


「赤西おにぎり渡した?」


上田が俺の苛立ちを煽るかのように聞いてきた。


「渡したょ…」

「何そんな苛立ってんの」

「うっせぇよ!」

「御立腹のところ悪いんだけどぉ〜!」

「?」


振り返るとぴぃと亀がいた。


あー。

ムカツク。


「亀から重大発表がありまぁーす。」

「っ…。」


俯きながら拳をギュッと握ってた。



片手には、

俺があげたおにぎり。



いつもと違う亀の空気に
胸がザワついた。


「っやっぱ、俺から言おうか?」

「っ大丈夫(苦笑)…あのね?…俺さ、山PとCD出すことになったんだ…。ドラマの…役名で……。」



俺らは目を見開いた。



「俺らのデビューは…?」



一番最初に口を開いたのは聖だった。



「俺らいつになったらデビューできんだよ!!なぁ!なんで…!」

「聖っ。」


田口が段々目が本気になってきてる聖をなだめた。


「ドラマとかだってそうじゃん!亀ばっかじゃん!!亀一人だけずりぃよ!いっつもいっつも!!」

「っこ‥き、ごめっ」


亀が泣き出した。


抱きしめてやりたい。



でも…



亀の隣にはぴぃがいる。

それに、一瞬だけ
聖と同じ風に思った自分がいた。




.

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あきゅろす。
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