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√Jside
―カチャン…
出てっちゃった。
ぴぃと亀がくっついてんの、
マジで納得行かないんですけど。
「赤西。」
「あ?」
「携帯落としてますけど。」
手の平をみるとそこにあった筈の携帯は床に落ちていた。
確かに抱き合ったとこみてショックだったけどさ…。
「はぁ〜…赤西も「ごめん」って一言いえばすむことなのに…」
「うるせぇ…」
「そのおにぎり。亀に買ってきてあげてるんでしょ?」
そう。
亀最近まじで痩せてきてて、心配だからおにぎり買っては来るんだけど…
渡すタイミングとか、どうやって話し掛ければいいかわかんなくて…
結局いっつも大して腹減ってない腹ん中におさめる。
「渡してきなよ。」
「っいいょ。」
「…そろいもそろって頑固なんだから…」
「え?何?」
「もうウザいお前は!俺が心配だから亀におにぎりあげてきて!早く立つ!!」
「痛いって!」
おにぎり片手に握らされて、背中バンバン叩かれて楽屋から追い出された。
√Kside
「亀自分の体大事にしなよぉ?」
「ごめんね(苦笑)心配かけて;」
「レディーはお肌が命なのよ〜ん」
そういってほっぺたつっつかれた。
「俺は男ですっ。」
「でもさ?」
―ぎゅっ
「っやま、やまぴ‥!?」
そのまま壁の方に押されてコケそうになった。
「ちゃんと立ってよぉ〜」
「山Pのせいだろ!」
「亀ってさ?見た目細いのにさぁ、抱きしめたら余計に細く感じるんだぁ〜。」
肩に額をくっつけてポソポソ喋りだした。
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