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嫌がらせは完全に無くなってて

穏やかっていえば穏やかな日常に戻りつつあった。


ただ一つ戻らないのは




俺と仁の距離。


喧嘩してから何をきっかけに謝ればいいかわかんなくて…


話したらきっと泣いてしまう。

泣いたらきっとウザがられる。

目も合わせられなくて…



本当にどうしていいかわかんないよ…






「かぁ〜めっ。」

「上田…どしたの?」


いきなりほっぺを触ってきた。


「肌…荒れてる。」

「最近忙しいから(笑)」

「それに痩せた。」

「っそう?」

「朝何食べた。」



朝は…



「…食べてない‥です。」

「もー!ちゃんと食べなきゃ倒れんぞ!?」

「だってお腹空かないんだもん…」

「それでも朝は炭水化物摂らなきゃダメ!頭回んないんだから!!」


―ガチャ


「亀ぇ〜?」

「あれ?山Pなんでいるの?」

「ジャニーさんに亀連れて一緒に事務所来いって言われたから…」

「?なんだぁ?」

「さぁ…」

「まぁ行ってみればわかるか‥っ――」


そういって立ち上がった瞬間。



―クラ…



目の前が真っ暗になって

そのまま前に倒れると思って目をつぶった。






「あっぶねぇ〜…;」

「っ…山P…」

「お前大丈夫?」

「ちょっと立ち眩み;っ大丈夫!いこ?」




.


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