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―雑誌撮影終了後
「亀?」
「何…。」
「(機嫌悪っ;)何でそんな機嫌悪いんだよ。」
「別に、悪くないし。」
「じゃあこっち向けよ(ぁ゙ー…。)」
「っ…、んだよ?」
「(カチン)俺なんか悪いことしたわけ?」
「っ…もぅうっさいな!」
―‥プチ…
「ぁーそーですか、俺が目障りで耳障り?お前人に怪我までさせといてそういう態度とるんだ。」
「っちが」
「オバさん達今日帰ってくるよな。じゃあもう俺居なくても平気っしょ?良かったな、ウザい奴がいなくなって。」
「仁っ」
「じゃあ俺帰るわ…。」
「仁待っ」
―ガチャン!!
こんなこと言うつもりなかったのに…。
あ〜ぁ…。
√Kside
「仁待っ」
―ガチャン!!
正直、中丸に嫉妬したんだ。
中丸と喋ってめちゃくちゃ笑顔になった仁を見て、辛くなった。
俺といる時はあんな笑顔してくんないから。
悲しかった。
嫌だった。
仁の顔見るとなんか泣きそうになったから、仁を避けた。
それで余計ややこしくしちゃって、結果的に仁を怒らす形になってしまった。
あ〜ぁ、俺バカだ…
「亀、泣くなよ…?ねっ?」
上田に言われて自分が泣いてることに初めて気がついた。
「あいっつ!亀泣かせやがって!」
「中丸‥いいょ。ッグズ、俺が…悪いから…」
「…これから野ブタの撮影だろ?山Pに心配かけないように、早く顔洗ってこいよっ…」
「ぅん‥ごめん…上田。」
俺遅いよ…。
「亀っ、‥ついて行こうか?」
もう仁は帰ってこないよ…。
「大丈夫(苦笑)」
何でもっと早く気付いてくんなかったの?
―カチャン…
仁が好きだって…。
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