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家の中に入るとテーブルの上で封筒を開けた。
「なんだっコレ。」
中から亀が写ってる写真が山ほど出てきた。
「家の中も撮られてる…」
「っ…あっ封筒…。」
写真に紛れてやっぱりあったアノ封筒。
中の手紙を取り出した。
「[毎日僕は和也のことを見ているよ。僕がいるのに和也はなんで浮気するの?許さないよ。和也愛してる]…っ;」
「もうヤダ…何で俺なの?!もう止めろよ!!」
亀が封筒を床に投げ捨てた。
―ガサッ‥ガサ…
投げ捨てた封筒が、勝手に少しずつ動いていて、俺と亀は張り詰めた中、その封筒を見つめた。
―ガサッ‥
「っひ‥!」
亀はその物体を見て
短く驚くような声を上げた。
俺は、気持ち悪さに言葉も出なかった。
俺は、亀に確認するように聞いた。
「これって…揚羽蝶の幼虫?」
「っなんでこんな時期に…。」
今は秋。
揚羽蝶の幼虫がいるわけない。
「っ…!」
「っ亀!?」
亀が床を這っている幼虫を掴んで玄関の方に走ってった。
「亀っ!」
―ガチャ!
「何なんだよ!いい加減にしろよ!!いいたいことあんならコソコソしないで出てこいよ!!!」
「亀、止めろよっ。」
「気持ち悪いんだよ!!俺は絶対お前のこと 「亀っ!!」」
亀を引っ張って家の中に入れた。
―ガチャン…
「そんな風に言ったら神経逆なでさせるぞ!どっかにいて聞いてるかもしんねぇのに。」
「俺…もう、やだょ…ッ‥ヒック…」
そう言って亀は俺の胸に頭を預けてきた。
「亀…。」
抱き締めてやることしか頭に浮かんでこなくて、キュッと抱きしめてあげたら、亀も俺の服をキュッと握ってきた。
「絶対…絶対ストーカー捕まえてやるから…。」
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