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―pu lu lu ...


「(ビクッ。)」


こんな朝早くに電話が鳴り出した。


電話は…









公衆電話から。




『公衆電話だったから…でも出たら切られた。…焦ったみたいに。』

『ぇ…。』

『っ大丈夫大丈夫!心配すんなって!;;』





電話は鳴り止む気配がない。

意を決して電話に出た。


―カチャ…



「っ…もしもし…。」

『……。』

「…っ誰ですか?」

『…許さないよ』

「っ!?」


―ッ‥ツーッ、ツーッ…
















√Jside


「仁…?」



亀が潤んだ目で見つめてくる。



「どうした!?また何かされたのか!?」



亀が首を横に振る。



「ぉれ…俺、仁が好きになっちゃった…。」

「ぇ…」

「仁は…こんな俺、嫌う?」

「俺…ずっと前から…好きだった…」

「仁…」

「亀…」













―ドンッ!

















「いってぇ〜…‥夢かよ…泣」






ベットから見事に落ちた。

あと少しでチュウできたのに…(泣)


「…(泣)あっ亀。」


そういやさっきまでいた亀がいない。


「もう起きたんだ…」


ズルズルと重たい足を引きずってリビングまで歩いた。


「おはよぉ…亀?」


亀は電話の前でペタンと座り込んでた。


「…亀?どした?」

「…っ公衆電話から‥電話…」

「!?…すぐ切られた?」


首を横に振った。


「……許さないって…」

「…まじかよ…。」


―コトン


玄関のポストに何かを入れた音がした。


「っ?…見てくる」

「っ俺も行く。」

「大丈夫?」

「うん。平気っ。」


ふたりで玄関のポストまで行った。




.

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あきゅろす。
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