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「仁先入ってね」
「えっ亀先入れよ‥;;疲れてんだし。」
「自分が疲れてようが何だろうが客先に入れるのが亀梨家なのっ。」
「っじゃあ先に入る…。」
好きになってから気付いたけど、
よくよく思い起こせば亀の行動とか言葉遣いって俺らみたいに雑じゃねぇ。
「〜だよ」とか、「〜ね」とか、「〜なの」とか…
言いだしたら切りねぇけど、語尾が…可愛い。
たまに使う汚いのも、たまにだから余計可愛くて。
何にもないとこで躓いたりして照れながら笑ってたり、自分の毛先見ながら「傷んできたなぁ〜‥」って言ってアヒル口してたり…。
男系家族なのに女の子らしい行動がチラついてた。
なんでなんだろう?
「なぁ。」
「ん?」
「なんでお前女の子っぽいの?」
「ぇ…なに、ソレ。」
はっ。
しまった。
今そんな質問の仕方したら亀脅えちゃうじゃん!
俺の馬鹿!!
「ぃや!あのだって亀が変態野郎に狙われる理由ってそっ、そういうことじゃねぇのかなぁ〜って思って;;」
「そんなの‥俺が聞きたっ……」
「っ…かめっ?;」
亀が「た」の口のまんま上をぽぉ〜っとみてた。
「そぉ言えば、昔横尾に同じ質問された気がする……。」
「(横尾も亀狙いかっ!?)←(違っ)」
「そぉ。それで…確か俺お母さんに聞いたんだ!それとなぁ〜く‥。」
「んでっ?」
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