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「仁何食べる?っつってもなんもないや;」
「あ〜何でもいいよ?レトルトとかないの?」
亀が台所の引き出しや扉を開けてゴソゴソあさってる。
…可愛い。
「あっカップラーメン発見♪じゃあカップね。」
「はぁ〜い。」
ポットのお湯を注いでラーメンを二つ、亀が机まで運んできた。
「…はぁ…、疲れた‥。」
床に座った亀は、今日の出来事を思い出すかのように呟いた。
「精神的に‥まいるよな。」
「うん。」
亀に、少し陰が落ちる。
「「……;」」
どうしよう。
会話が続きません。
誰か俺らに話題をふって!(切実)
「…仁、さぁ」
「っ、ん?」
いきなり振られて少しビビった。
「彼女いたよね?確か…空ちゃんとかって…」
「あ〜別れた。」
「えっ!?なんであんないい子と別れたの!?」
俺が亀を好きになってしまったからです♪
はっ!
今気づいたけど
最初からアイツそう仕向けるつもりで…!
まぢかょ…。
完全に俺引っ掛かってんじゃん。;
「友達からやり直そうってさ。」
「そぅ、なんだ…。っもう、3分経ったかも…」
「っあぁ、そだな…」
そう言ってフタを開けて…
食べ始めたのはいいけど…
会話は進まず。
静かな部屋にテレビの音と亀と俺のラーメンをすする音だけが聞こえて…。
何話していいか考えてるうちに食べ終わってしまい
「風呂、洗ってくるねっ」
亀は風呂洗いにいってしまいました…。
えっ!?
湯上がり姿みれんの!?
いやっ、そんなん幾らでも見てきたけどさ?
意識して見たことなかったし。
だからちょっと、ドキドキもん。
どうしようどうしようと頭を抱えて悩んでるうちに、
亀が風呂洗いして帰ってきた。
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