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side J
なんだかさっきから聖と亀がひっついて話してる。
聖に軽く嫉妬して、乱暴に叫んだ。
「聖!」
亀と聖がやっと少し離れてくれてホッと一息つく。
「次お前だぞー。」
「はぃよ〜。じゃ、亀誘えよ〜」
「っちょ、こーきっ……」
は…?
何誘えって……。
明らかに恋の相談じゃんか。
でも亀ってそんなに消極的じゃないはずなんだけど……
そんなこと考えながらさっきまで聖が座っていた席に腰をおろすと、中丸がニヤケながらこっちにきた。
「中丸顔がキモイよ。」
亀が今俺が思ったことをそのままヤツにぶつけた。
「ひどくね!?っまぁそれよりさっき聖と何話してたんだよ♪恋の悩みかい?」
「なに、亀恋してんの?」
「片想いっ?」
みんな興味津々で亀に近寄ってくる。
ただし俺を除いて。
俺はひそかに聞き耳を立てていた。
「違うよ(笑)」
嘘だ。
「またまたぁ〜♪誘えとか言われてたじゃん」
そーだそーだ。
「あれは……そう、俺の友達の話!」
えっ?
「友達?」
「そう。なんか好きな人をデートに誘えねぇとかってしょげてて。その話を聖に何となくしたらとにかく誘えとか無責任なこと言ってさぁ(笑)ちっともアドバイスになってねぇよ!みたいな?(笑)」
「なぁんだ。亀の話じゃねぇのか……」
一気にテンションの下がった中丸。
「なんだよ。そんなに何かあってほしかった?」
「え、だって亀梨和也だぜ!?あのKAT-TUNの!想われてるヤツが羨ましいってゆーか───」
俺はホッと肩の荷が降りたような気分だった。
よかった…友達の話で……。
まじ好きな人いるとか言われたらどーしよーかと思った。
だって俺失恋じゃん!
女ならまだしも……
ぴぃが好きとか言われたら…
俺泡ふく。
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