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「そういえばさぁ、」

「?」


聖が何かを思い出したように俺に話しかけてきた。


「亀最近赤西とよく喋るようになったな」

「ぇ…そぅ、かな……」

「やっぱ…山P?」

「えっ?」

「いゃ、お前のことだから赤西にも気ぃ使ってたんじゃないかなって」

「……っまぁ、ね。」

「今日で撮影終わるんだし、誘ってみれば?」

「ぇ‥なにを?」

「飯だよ。」

「でも……俺さっき舌「聖!」」


みると赤西がこっちに向かって叫んでた。


「次お前だぞー。」

「はぃよ〜。じゃ、亀誘えよ〜」

「っちょ、こーきっ……」


そんな誘えって言われても…なんかさっき舌打ちされたし。

久しぶり過ぎて何話せばいいんだ?


「かぁーめっ。」

「?」


中丸がニヤケながらこっちにきた。


「中丸顔がキモイよ。」

「ひどくね!?っまぁそれよりさっき聖と何話してたんだよ♪恋の悩みかい?」

「なに、亀恋してんの?」

「片想いっ?」


みんな興味津々で近寄ってくる。

ただし赤西を除いて。


「違うよ(笑)」

「またまたぁ〜♪誘えとか言われてたじゃん」


何コイツちゃっかり盗み聞きしてんの?

中丸の分際で。


「あれは……そう、俺の友達の話!」

「友達?」

「そう。なんか好きな人をデートに誘えねぇとかってしょげてて。その話を聖に何となくしたらとにかく誘えとか無責任なこと言ってさぁ(笑)ちっともアドバイスになってねぇよ!みたいな?(笑)」

「なぁんだ。亀の話じゃねぇのか……」


一気にテンションの下がった中丸。


「なんだよ。そんなに何かあってほしかった?」

「え、だって亀梨和也だぜ!?あのKAT-TUNの!想われてるヤツが羨ましいってゆーか───」


お前もKAT-TUNだろがっ。
って、心の中でツッコんで。

じゃあ中丸は赤西が羨ましいってこと…?

って考えてみたりしたけど、

別に恋じゃないし、違うのか。

とかわけわかんないこといろいろ考えてた。




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