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side J



上手くかわされた。

ってか友里タイミングわりぃよ。

階段をおりてリビングまで行くと、今日は肉じゃがだったみたいで、まだラップを被せてある肉じゃががテーブルに並んでた。



「すげーうまそぅ」

亀が歓喜の声を上げた。

俺はいつもと変わんねぇけど。



「亀ちゃん家来るの4年振りぐらいじゃない?仁と喧嘩したのかと思ってた」

「ぃゃ‥赤西とはしてないですけどね(笑)たまたま行く機会がなかっただけで」


俺とはしてないけど誰としたっつぅんだ。


「あらそう。まぁ昔のことはいっか?ゆっくり食べてね〜♪」


そういうと友里は寝室に消えてった。


「いただきまーす」

「いただきますっ」

「っ!おいしっ。」


亀が目を丸くしてじゃがいもの入った口をもぐもぐさせながら言った。


「赤西のお母さんってホント料理上手だよねー。小さい頃から思ってたけど。」


笑顔で口にほうばりながら喋る。


「俺はちっちゃい頃からこの味だからわかんないけど、亀がこんなにガツガツ食べるの久しぶりに見た」

「そう?」

「だってお前ロケ弁いらねーって言ってたときあったし、聖とか上田がうるさく言うから頑張って食ってんだろ?」

「あんま心配かけたくないからねっ」

「でもその亀にガツガツ食わせてるうちの親ってスゲェな。」

「ほんと旨いし。毎日来たい感じ(笑)」


スゴイかわいい笑顔でそんなこと言うなよ。


「来いよ…毎日。」

「え…?」

「来ていいよ…。」

「っ‥やだなぁ冗談だよ(笑)」

「…ごめん、俺もジョーダン(笑)」

「食べよ‥」



ホントは冗談なんかじゃない。

ホントに毎日来てほしい。



なんだこのギスギスした感じ。



そんな空気の中、

俺達は晩飯をすませた。




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