[携帯モード] [URL送信]
page2/9



「おっ、噂をすればなんとやらっ♪」


田口がゲームをしながら喋る。


「っえ…?」

「亀遅いなぁっつぅ話をしてただけそれよりさぁ、お前昨日と服一緒?」

「え……ぁ‥」


中丸が亀と肩を組みながら言うと、少し動揺したように見えた。


確かに…


「っ昨日遊びすぎて疲れちゃったからそのまま寝ちゃって(笑)」

「狽っ!亀ちゃんと髪乾かしてねーだろ!」

聖が亀の濡れた髪に気付いた。

「時間なかったから…」

「俺が乾かしてやるからそこ座れっ」

そういいながら鏡の前まで亀を引っ張ってく。


そのとき



フワッ…───



「っ…!」





いつもの甘い匂いじゃなかった。














俺と同じ









つまり










ぴぃと同じ

髪の香りがした。














「っ‥かめ……」




気付いたら、亀を呼び止めていた。




「っなに…?」

「昨日さ‥ぴぃん家泊まった……?」

「……っだから言ってんじゃん、昨日遊びすぎて疲れちゃったからそのまま寝ちゃったって…(笑)」

「……そっか‥わかった、わりぃ。」

「……赤西変だな(笑)っしゃ〜乾かすぞー」


聖がそう言うとまた楽屋が賑やかになった。



俺は聖とじゃれ合う亀を見て、確信をついてしまった。





亀が着てたシャツが

ぴぃが気に入ってるシャツだったから。




.

[*前へ][次へ#]

2/9ページ


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!