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pgae9/9



ズキッ




「俺……ぴぃとこんなことでまた話せないようになるの、嫌だ。……だから、もう‥忘れよ?」



解ってたことだけど、

意外にも

胸にグサッと

突き刺さった。



「ぅん……そだね、‥忘れよぅ……」

「………っお風呂貸してもらっていい?」

「あぁ…」

「あと……下着、貸してもらってもいいかな?」

「うん‥」



すると亀は、痛むのであろう腰をおさえながら床に脱ぎ散らかした服や下着を着直して、俺を視界に入れないかのようにして俺の部屋を出て行った。




―コンコン




ビクッ───




『兄ちゃん?いい、開けるよ?』

「!?ちょっま──」



―ガチャ



妹は俺の制止も聞かずに入ってきた。



「……やっぱり」

「っ………」



こんな脱ぎ散らかした服と裸の俺がいれば、何があったって言い訳のしようがない。



黙っていると、ため息を一つついて話し始めた。



「別に男同士がどうとか、うちはそんなん気にしないけどさぁ、どーすんの、亀ちゃん…。」

「……」

「しかも、亀ちゃんの声うちの部屋までつつ抜け。…亀ちゃん可哀相だよ?」

「っわかってるょ……」

「……好きな人なんでしょ?だったら、大切にしてあげな?…じゃあね」



そのまま自分の部屋に戻っていった。



「わかってるょ‥」



一人でボソッと呟いて、

大きなため息を一つついた。




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