[携帯モード] [URL送信]
page7/9




side K



「…っ‥‥んぅ……」












目覚めたばかりで意識がボーッとする中、部屋を見渡した。









あぁ…ぴぃの部屋か。











フワフワした頭で考えて、とうのピィがいないことに気付いた。




すると




「‥んっ………」

「わっ」




ギュウッと後ろから抱きしめられた。




一気に目が覚めた俺は、ついでに昨日の出来事も思い出した。















『ん〜…何かそんな気分になったっ………』




『…ごめん、キスしたいって言ったから…しちゃっ‥た……』




『ぅん…』




伏し目がちに喋っていたぴぃを見てたら、顔を上げたぴぃと視線がぶつかって…




それで……

















「……まじかょ‥」



半分意識がなかったせいか、一番重要なところは覚えてない。

都合のいい頭に少しだけ感謝した。

ただ俺が女側だったことは覚えてるけどね。。。


ぴぃだけが悪いワケじゃない。
だって二人とも酔ってたんだし、俺が抵抗してれば絶対こんな事にはならなかったはずだ。



これからぴぃとどんな顔して会えばいいんだ…。



そう思った瞬間、




赤西の顔が頭に過ぎった。




罪悪感を感じたと同時に


なぜかショックで泣きそうになった。













これは事故なんだ。



無かった事にしよう。



そう言えば、きっとぴぃだって賛成してくれる。



忘れてしまえば

大丈夫。




.

[*前へ][次へ#]

7/9ページ


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!