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「……あのさ、ちょっと悩み事聞いてもらっていい?」

「ん?どうしたの?」

「赤西が…よくわかんないんだ」

「っ……なんで?」

「なんか俺…嫌われてるっぽくて……でも、髪とか触ってくるし、よく視線あうし……ぃまいち‥っ何考えてんのかよくわかんなくて…。」



なんで


なんで仁なんかで悩むんだよ。





その時俺には、亀が仁のことを好きだって言ってるように見えた。



「ぴぃなんか、愚痴とか言われてない?」

「…亀のこと悪く言ってるのは聞いたことないよ?俺が亀と仲良いから言えないだけかもしんないけど」

「そっか……」



ふと亀の顔が暗くなった。



「なぁ、久しぶりに俺ん家来ない?」

「え?」

「仕切り直してパァーッとさっ♪ケーキとワイン買って(^ー^)一応今日は亀の誕生日祝ってんだから。そんな暗い顔すんなっ。」


グシャッと亀の髪の毛を撫でた。


「ぅん、そだね。ごめん」


ヘラッと眉毛をハの字にして笑った。


「っよし!じゃあ、いこっか?」



亀がコクッと頷いて、俺達は店を出た。








「ただいまぁ。」

「お邪魔しまぁす」




亀の遠慮がちに喋る声が後ろから聞こえた。




―ガチャッ!



「「っ?」」

「ちょっと兄貴!」

「空…」

「あっ亀梨くんこんばんわぁ〜♪いつも兄がお世話になってますぅ〜」

「あははっいえいえ〜」

「で、なんだよ。」

「ケータイのイヤフォンどこやったのよ!」

「あぁ〜ごめん持ってってた」


そう言って鞄からイヤフォンを取り出した。


「もぅ…」


ぶつぶつ文句たれながら自分の部屋に戻っていった。

そしたら亀がプッと吹き出した。


「なに?」

「だって‥なんか空ちゃんの方が年上に見えて(笑)」

「空、亀大好きなんだよ。家でいっつもカワイーカワイー煩くてさ。空のヤツ、亀のこと年下扱いしてるから。」

「まぢでっ!?」


そんな会話をしながら俺の部屋に入った。


「わぁ〜ちょー久々ぁ♪あれっ?布団じゃなかったっけ?」

「最近ベッドにしてみた(笑)さっ、食べよー♪俺、詮抜き取ってくるわ」

「うん(^ー^)」




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