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「一人暮らしか…」

「はい…。赤西ももう昔みたいにふらふらしなくなったし…、部屋はそっちで決めてもらって全然構わないんで。」

「うん‥それは赤西も同意の上でか?」

「っ、それは…」

「…どうした。喧嘩でもしたか?」

「…喧嘩、みたいなモンです。」

「んーまぁ確かに赤西も少し大人になったか。わかった、上に話通してみるよ。」

「すいません」

「いーよ。それより、早く仲直りしろよ?」

「っ、はい…」


俺はただ弱いんだ。

今を信じることができない。

赤西を…

仁を信じれない自分がいる。



『しかもホモとかないし(笑)てかキモ。』

『今が同じなら、いいんじゃねーの?』

『好き…』



傷つくのが怖くて

俺は逃げている。














「んじゃな〜」

「あれ、赤西一番?」

「おう、あ。聖、明日CD持ってくるわ。」

「あぁ、お前早くかえせよ。」

「だから明日持ってくるって」

「わかってるわかってる(笑)じゃあな」

「おう、お疲れさまでした〜。」

「はいお疲れさま」


今日はアルバム曲の選考とレコーディングで一日がつぶれた。

一番早くにレコーディングし終わった俺は早めに仕事を終えて、帰宅することにした。

今日は亀はこの後ラジオのため録りをするから、別行動になる。


「やっぱ、行こう。」


そう思いたった俺は、帰る方向とは違う電車に乗った。




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あきゅろす。
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