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「あ…、てかなんでこんなことアンタに話してんだろ。」

「そりゃ…俺にしか本音でしゃべれないから、じゃん…?」

「………今日で心底嫌いになりました」

「っ、なんでそうなるんだよ…意味わかんね…」

「…そのうちわかりますよ。」

「は…?ますます意味不…」

「…もういいから寝てください。寝ないと殴りますよ」

「や、殴られる意味がわかんねーし。‥まぁ、寝るけど。」


目を閉じると、車の揺れが気持ち良くてすぐに寝てしまった。











「じゃあ20分休憩に入ります」


振付け師さんの声とともに各々休憩を取り出した。


「はぁ〜っ、やっぱしばらく踊らねーとなまるなっ」


そういいながらミネラルウォーターを片手に聖が隣に座った。


「うん…」

「…気になる?」

「…うん……?‥っ何が!?」

「やっ、気にすんな(笑)」

「っなんだよ…」

「あと10分もすりゃ帰ってくるっしょ」


そういって聖は水をごくごく飲んだ。


「聖…」

「ンッ‥んあ?」

「俺さ‥昔、好きな子がいたんだ。」

「っ、?…そりゃいたろうな」

「や、まぁ‥そうなんだけど。‥でも、告白も何もしないままあきらめてさ、もう‥友達のままいようって…―。」

「……」

「今更なんだけど‥、少しだけあの時離れたこと…後悔してる。ホント‥今更…―。」

「…もしかしたらさ、相手も今更後悔してっかもよ?」

「え…」


―ガチャッ


言い当てるような聖の口振りに思わず聞き返したそのとき、大分顔色の良くなった赤西と、空が帰ってきた。


「お、赤西元気になった?」

「うん、点滴で大分楽になった」


そういうと赤西は服をジャージに着替えはじめた。





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あきゅろす。
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