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「はぁ〜!お腹すいたー!」


二回目の受講を終え、お待ちかねのランチタイム♪

今日の朝魚肉ソーセージ半分しか噛ってこなかったから腹がぺこぺこだ;;

俺はいそいそと食堂へ行った。


「亀!こっちこっち!」

「あ、聖おはよ〜♪」


食堂でとんかつ定食を頼んで席をどこにしようか迷ってたら、田中聖が声をかけてきた。

見た目はいかつくて近寄りがたいんだけど、中身は本当良い奴。


「お前あの教授の講義に遅刻したんだって?」

「なっ!もう広まったの?早っ…」

「そりゃお前も一応モデルだしなぁ?」

「読モだけどね。」

「あ、そいや山Pは?」

「今からパリだって」

「ひぇーっ。トップモデルはスゲェなぁ〜」

「うん…」

「っ?お、どした?山Pいなくて寂しいかっ?(笑)」

「ちっがうよ!」

「あ〜あ〜亀ちゃんは寂しがり屋でちゅねぇ〜」

「っ聖!殴るぞ!///(怒)」

「はいはいっ」

「っそれに、家に犬いるし!」

「犬?お前犬なんか飼ってたっけ?」

「昨日拾った」

「はぁ?拾った?」

「うん。怪我してたし雨降ってたから、看病だけしてやるつもりだったんだけど、そいつの毛並みすっげぇキレーだったし、体臭も臭くなかったから飼われてて捨てられましたぁって感じだったから、しょうがないから飼おうと思って。」

「へぇ〜、大型犬?」

「うん、なんか狼みたいな感じ。今まであんな犬種見たことない。」

「狼!?うわーっスゲェかっけぇじゃん!見てぇなァ〜…っな、今日お前ん家行ってい?」

「えぇ?いいけど…」


ってかそんなキラキラした瞳で見られたら断れないって;;


「んじゃ、授業終わったら待ってろよ!俺もう始まるから行くわ!」

「うん!じゃあね〜…」



『“仁”だ』



「…仁…なんで、この名前なんだろう…全然知らないのに…」




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あきゅろす。
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