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「ちょっとぉ〜、亀ちゃん?俺までとばっちり食らったんですけど。」
「〜…ごめん」
結局俺達はたっぷり叱られレポート課題をだされた。
用紙90枚とか…
んな無茶な…(泣)
「ま、躯で払っていただいても構いませんが?」
そう言って俺を壁まで追い詰めた。
「もーそういう冗談いい加減ヤメロよなぁ…」
昨日の今日で、その類の言葉に敏感なってんだから…
「なーんだ、つまんない反応(っつか冗談じゃないんだけど)」
「ってか言う性別違うだろ…」
「まぁ…、あっそういやさぁ、亀何で今日遅刻したの?珍しいじゃん、遅刻とか」
「っうん…、ちょっと…変な夢見ちゃって…」
「変な夢?どんな?」
「どんなって…」
『俺の本当の名前は、“仁”だ…』
『…ハァッ…ッじ、ん‥?』
『自分以外の奴に触られて興奮してる?』
『んっんぅっ‥!イッ‥ク…!ッアァ……――!』
「……っお、覚えてなぃ//」
「んだそれ(笑)」
だって!
擬人化した拾った雄犬にフェラされた夢だなんて言ったらぴぃに絶交される!!!
「っでも変な夢だったの!とにかく変な夢だったの!」
「ッ分かった分かった;;皆見てるから、ねっ?;;」
「あ…」
また注目を集めてしまった…;;
「ま、思い出したら教えろよ。じゃな」
「え、ぴぃ仕事?」
「これからパリー!」
「いってらっしゃぁ〜ぃ…。はぁ…、これが読モと人気売れっ子モデルの差か…」
ぴぃは今大人気の売れっ子モデル、山下智久で、多忙ながらも大学に通ってる。
高校三年生の時に俺は初めて読モやって、その時すでにぴぃは売れっ子だったのに、気さくに俺に話しかけてくれて、俺はそんなぴぃに人として惹かれた。
それから仲良くなってって、大学も同じところに入ろうと猛勉強した。
もう親友って感じで、ぴぃといる時が一番落ち着く…。
『ごめんぴぃ…、これだけは教えられない…』
女の子が群がる中心にいるだろうぴぃに向かって謝った。
「…ぁ、そうだ!昨日のレポート中丸に提出しなきゃ!」
昨日徹夜して書いたレポート提出を思い出し、慌てて駆け出した。
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