眠れぬ夜
夏の始まり 8
− スキニシテ −
鷺ノ宮の言葉に俺は理性を失なった。
直ぐ様抱き抱えてベッドに押し倒し、貪るように唇を奪い、温かな咥内を味わう。
「アッ、ンン〜!ハァ、ハァ・・・///。」
感じてるな。
吐息が熱い。
鷺ノ宮の下腹部を触るとパンパンに張り積めている。
ベルトを外し窮屈なズボンとパンツを脱がせてから、やんわりと鷺ノ宮自身を握った。
「い、いや・・・///。」
初めて触った分けでもないのに、頬を朱色に染めて身を捩る鷺ノ宮は、初な感じがして俺の心を擽る。
「嫌か?嫌なら止めてやるぜ。」
俺は鷺ノ宮のペニスを放した。
そうすると鷺ノ宮は大きく目を見開き、切なそうに俺を見て足を擦りあわせた。
「あ、不動・・・?」
「何だ?」
「・・・///。・・・って。」
小さな声で聞こえはしなかったが、何を言おとしているかは一目瞭然だ。
だが俺は鷺ノ宮の口からその言葉を言わせたかったから、鷺ノ宮に聞き返した。
「何て言ったんだ?」
「〜〜〜〜///。」
鷺ノ宮は唇をキュッと結んで、そっぽを向いた。
フッ!
何だ、この可愛らしい仕草は。
鷺ノ宮は綺麗な顔立ちをしてはいるが、決して女みたいだとか、軟弱なイメージはない。
それが、この可愛さは何処から来るんだ?
俺は覗き込むように鷺ノ宮を見てから、耳朶を甘噛みし舌で鼓膜まで舐めた。
「アァ、や、やめ・・・ン〜・・・///。」
「感じるのか?」
「そんな、こと、アァン、言わ、ないで。」
鷺ノ宮の恥態を見て思わず笑みが溢れてしまう。
もっと見てみたい。
鷺ノ宮の悶えよがる姿を。
俺は手を腰に滑らせ、腹の辺りを撫で回した。
そうしたら、鷺ノ宮はビクビクっと身体を縮込ませた。
そして閉ざしていた口を開いて。
「ふ、不動、触っ、て・・・///。」
恥ずかしかったんだろう、目をギュッと紡錘って震える声で話し掛けてきた。
「ドコ、をだ?」
俺が意地悪く言うと、鷺ノ宮は睨んできた。
だが俺は素知らぬ振りで。
「ドコ、を触って欲しいんだ?」
鷺ノ宮は泣きそうな顔をして、でも己の欲望を満たしたくて、ポロポロと涙を流しながら訴えてきた。
「僕の・・・///、ぼ、くの・・・///。」
鷺ノ宮は最後まで言えなくて、俺の肩に額をくっ付けてきた。
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