眠れぬ夜
親友 5
暫く不動と身体を合わせてないせいか、後孔に打ち付けられたペニスが凶器のように感じられた。
「ふど・・・う、やぁ、やめて、」
痛い！
どうして？
さっきまであんなに優しかったのに。
「あああああー！あ、あっ・・・ん、ん、いやあああぁー！」
不動に滅茶苦茶に揺り動かされて、快感と痛みが交互に襲ってきた。
痛みでヒリヒリするのに、不動に抱かれていると思うと、内壁が熱くて焼けそうに、溶けてしまいそうになる。
「うあ゛ああー！あっん、ん、ん、・・・はぁ、はぁ、、んーー？ふ、ど・・・」
イキたいのに、不動は僕の根元を絞めつけて射精させないようにしてきた。
「ひぁ、ああ゛ー！はぁ、・・・は、なし、」
喋ろうとすると、ペニスをギュッと強く握り、乳首を歯で噛んできた。
「いッ！いたいー！いやいやいや、離してぇーー！やめてやめ、やぁーー！」
僕は身体中を弄られて気が変になりそうだった。
「あいつ・・・、」
不動の小さな呟き。
意識が朦朧としていた僕は聞き逃しそうになったけれど、苦しそうなその声に僕は胸が鷲掴みにされたようにキュンとなった。
「神谷って奴とデキてるのか？」
えっ？
不動は何言ってるんだ？
僕と神谷は友達なのに。
「どうなんだっ！？」
「そ、そんなわけない、だろ？・・・あっ！」
不動が僕の中で白濁を放った。
熱い・・・。
不動の精液を後孔の最奥に感じて、僕は放心した。
「じゃ、なんで濡れてたんだ？」
・・・・・。
そんなこと言えない。
僕は顔が赤くなるのがわかったので俯いた。
「言えよ！何でだ？」
不動は後孔からペニスを抜かずに体をブルッとさせた。
あっ。
この感覚、まさか・・・？
「や、やめて、不動、いやぁ、それだけはやめて！」
「だったら言えよ。」
不動の目は本気だ。
「あ、あれは・・・」
「・・・」
「不動の・・・」
「俺・・・の？」
「キスで・・・」
僕はその後を続けて言えなかった。
きっと軽蔑される、そう思っていたら。
急に体が跳ねた。
不動のペニスがグンと大きくなったんだ。
「あっ。不動？」
「黙って抱かれてろ。」
その、優しい声に僕は黙って頷いた。
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