眠れぬ夜
親友 4
身体中が熱くなってきて、自分でもどうしようもないくらい、自身が反応した。
僕は恥ずかしくなって、不動から視線を外した。
だけど不動は僕の顎を捉えてから、再び唇を重ねてきた。
アァ!
ダメだ。
もうやめて!
首筋がゾクゾクしてきて体が震え、何も考えられずに頭が変になってしまう。
「鷺ノ宮?」
不動の唇が離れてホッとした僕は体を反転させた。
不動に反応した体を見られたくなかったし、知られたくなかったんだ。
キスだけで・・・、
イキそうになるなんて。
どうしよう?
火照りが収まらない。
「鷺ノ宮、お前・・・もしかして・・・」
不動は僕の体を元に戻してから、目線を下にずらせた。
そして徐に僕の下腹部をまさぐった。
「アッ!やめ・・・」
不動はみるみる内に眦を上げて、僕を睨んだ。
あぁ、最悪だ!
不動に知られた。
こんな・・・男にキスされて勃つ僕を、きっと最低だと思ってるに違いない。
「鷺ノ宮、お前・・・さっき誰と居た?」
僕は思わぬ事を聞かれて顔を上げ、不動の目を見つめた。
「・・・誰と居た?」
「あ、の・・・神谷と、だけど?」
僕が答えるといきなり床に押さえつけられ、不動は僕のズボンを脱がせてからペニスを痛いほど握った。
「アアァー!な、何?痛い!」
「ハッ!痛いだと?こんなにペニスを滑らせといて?」
不動は更に握る力を強くし、僕は激痛に震えた。
「や、やめ・・・て、本当に、痛い。お、願い・・・」
不動は怒っているのだろうか?
僕が勃起したから?
「神谷と寝たのか?」
えっ?
「神谷とヤッてたのか?」
「な、何言って・・・アッ!」
不動は性急に後孔に指を突っ込んで、何かを探るように奥まで入れて動かした。
「アッ、アア・・・ハァ、あぁ・・・ん。」
「此処を使ってはいないみたいだな。前だけか?」
不動が何を言っているのか分からない僕は答えられなかった。
「鷺ノ宮!神谷と扱きあいでもしてたのか?そうでなきゃ、なんで直ぐに濡れてる?」
ようやく不動の言う事が理解出来た僕は、だけどどう言ったらいいのか分からず黙ったままでいた。
そうしたら不動は僕を平手打ちにして殴り、欲望を僕に打ち付けた。
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