眠れぬ夜
雷雨 6
こんな無理矢理に抱きたくねぇのに、体が勝手に動いちまう。
こいつの涙が堪らなく扇情的で、俺はいつも理性がぶっ飛んじまう。
何で、こんなに愛おしく感じるんだろうか?
鷺ノ宮の一挙手一動に見惚れてしまう。
俺は唇と舌で涙を拭ってやりながら、鷺ノ宮の乳首を撫で回していた。
指で摘まんでやると感じてるんだろう、ツンと立ち上がり顔も上気してきた。
首筋から胸を愛撫して、乳首を口に含んだら鷺ノ宮は喘ぎ声をあげ始める。
そして、下腹部がパンパンに張り詰めているのを確認すると、ベルトを外してやりズボンを下ろした。
鷺ノ宮はいつでも達しそうだ。
俺はペニスを扱いてやり、気持ちが良いところをなぞってやりながら射精させてやった。
鷺ノ宮は射精をしたことの快楽で酔っているみたいだ。
俺は精液を後穴に塗り付けて蕾をほぐしにかかった。
指をゆっくり蕾の中に入れ、鷺ノ宮の感じる所を擦ってやる。
「あああぁー!やぁ、ん、ん、いいー。」
鷺ノ宮が悶えている様は、俺の欲情を更に煽り立てた。
後孔に俺のそそり勃ったペニスをゆっくりと挿入し、奥まで収めきったところで鷺ノ宮にこう言った。
「俺のが全部入ったぜ?分かるか?」
鷺ノ宮は熱に浮かされたように頷く。
「動くぞ。」
腰を掴んで後孔を打ち付け始めると、鷺ノ宮は吐息が熱くなり目が潤んで色っぽくなっていた。
俺は堪らなくなって、鷺ノ宮の中で質量を増したペニスを激しく突き始めた。
鷺ノ宮はもう、意識が飛んでいるようだ。
「お前は好きでもない奴に犯されて快感を得るのか?それとも・・・」
俺が話している言葉は鷺ノ宮には届いていない。
だが鷺ノ宮の本心が聞きたかった。
そんなことを聞ける立場じゃないのにな。
俺は鷺ノ宮の中で射精した。
余韻を味わっていたかったが、いつまでも図書室に居るわけにはいかない。
鷺ノ宮の後孔を綺麗にしてやり、制服を着せてやった。
「鷺ノ宮、起きろ。」
鷺ノ宮は目を少し開けると指で擦って、パチリと一気に開いた。
「立てるか?」
聞きながら鷺ノ宮に手を貸し、立ち上がらせた。
「帰るぜ。」
鷺ノ宮はボーッとしていたが、何かに気付いて。
「かばん・・・。」
「鞄?」
「図書室に置き忘れた鞄が無くなってるんだ・・・。」
俺は鞄を鷺ノ宮の前に差し出した。
「不動・・・」
「帰るぞ。」
鷺ノ宮は頷いて、俺に着いてきた。
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