眠れぬ夜
屋上 3
俺は杏子とのsexを終わらせ、再び携帯で鷺ノ宮を呼び出した。
チッ。
出ねぇな。
当たり前か・・・。
溜め息が出た。
来ない事は解っていても、もう一度、鷺ノ宮を呼び出そうとリダイヤルを押そうとした。
その時、屋上の扉が開いた。
そっちの方へ目を向けると、鷺ノ宮が立っていた。
俺は少しながらも驚いた。
なんだって来るんだ?
呼び出しなんて無視すればいいだろう?
それとも、そんなに俺が恐いのか?
俺は何だかムカついてきた。
「何しに来た?」
「呼んだだろ?」
「呼び出せば来るのか、お前は?」
「・・・」
鷺ノ宮は黙った。
俺は構わずに話し出した。
「鷺ノ宮、お前、男に抱かれるのが好きなのか?」
「ち、違う!」
俺は意地悪く続けた。
「じゃあ、俺に抱かれるのが好きなのか?」
鷺ノ宮は真っ赤になって俯いた。
「ちがう・・・」
声が震えている。
「来いよ。」
鷺ノ宮は動かない。
俺は苛立って握りこぶしをコンクリートに打ち付けた。
鷺ノ宮はビクッとした。
「来い!」
鷺ノ宮はノロノロと、俺の傍に来た。
俺は鷺ノ宮の腕を捕まえて引っ張り、俺の足の上、太股に置いた。
「あっ、不動?」
俺は鷺ノ宮の顔を見つめた。
すると奴は目蓋を伏せた。
長い睫毛が震えている。
俺はキスをしたい衝動に駆られたが、抑え込んだ。
「鷺ノ宮、しゃぶらせてやるよ。」
鷺ノ宮は俺を見た。
俺が何を言ったのか解らないみたいな顔で。
「さっきの女との行為を見てたろ。」
鷺ノ宮は頷いた。
「アレをしろ。」
鷺ノ宮は目を大きく開けてから首を振った。
「首振ってんじゃねぇよ!俺のを加えろって言ってんだ。お前に拒否権なんかねぇ!」
「嫌だ!」
鷺ノ宮は拒否した。
「逆らってんじゃねぇ!加えるのが嫌ならケツを出せ。いつものように犯ってやるよ!」
俺はコイツを押し倒してからズボンを脱がせ、いつものようにいきなり孔に突っ込んだ。
「あああああぁー!いやああぁーー!」
俺は最初から激しく突き刺して、コイツのケツを壊しそうな勢いで犯した。
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