眠れぬ夜
放課後
「んっ、あっ、あぁー!ああああーッ」
僕、鷺ノ宮 玲は男に抱かれて喘いでいる。
相手は学校始まって以来の悪・不動 紘平。
不動は悪名高い不良で東京はおろか、関東・中部圏までその名を轟かせている。
彼を一躍有名にしたのは一年前の夏。
高校生が海に行くのはナンパ目的が多いんだろう。その日、不動の彼女が地元のかなり有名な族に絡まれたのが発端でケンカが始まったらしい。
彼は数人で来ていたが、その時は一人だったそうだ。彼女がレイプされたのを知って殴り込みに行き、族のグループを叩き潰したんだ。
その後、彼の仲間が乗り込んで行ったときは彼らが顔を覆うぐらい凄惨なまでになった族の連中がいたそうだ。
その中で、不動 紘平は血飛沫を受けながら笑っていたらしい。
その話を聞いた時、彼には一生関わることがないから関係ないって思ってた。
なのに・・・どうして、こんな事に。
不動は腰を動かすのをいきなり速めた。
「あぅっ、んっんっイっ、イタいっ!」
「余裕じゃねぇか、犯されてるっていうのに考え事か。犯り足りねぇみたいだな、あぁ?」
僕は泣き出した。好き勝手に身体をいたぶられ、有り得ない行為を受け入れさせられて、僕はどうにかなってしまいそうだ。
「助けて」
思わず僕は口走っていた。その言葉に不動はほくそ笑み、馬鹿にしたように言い放った。
「こんなに感じまくってんのに?あーそうか。もっと奥まで突っ込んでイイとこ擦って欲しいってか!悪かったなぁ、俺に野郎を喜ばすテクがなくってよ」
僕は心の底から寒気がしてきた。悲しくて涙が止まらない。だけど心は嫌だと拒否してるのに、体は不動の熱を求め始めているのに気付いていた。
不動は僕のモノを扱き射精感を煽った。でも放出させてくれない。苦しい。でもそれだけじゃない何かが体の奥から沸き上がって来て僕の心が悲鳴をあげる。
イキたくて堪らない。
僕は不動を見た。
あいつもチラっと僕を見た。
そして大きく腰をグラインドして中を掻き回してから一気に奥まで貫いて、不動は僕の中に熱い精液を放った。
そして、あいつは僕の止めていた射精を解放した。
僕は不動の熱を身体中に感じた。今までに無いぐらい熱く、トロけそうなぐらいに。
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