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Dream Novel
可愛いヤツめ。


懐「…こんな怪我、ポッピーなら呪文一発なはずのに…なんで態々マグル仕様で治せってんだ?第一、折れてる指の方はすっきり治してくれたじゃねぇか…」
シリウス「お前が無理し過ぎだからだろ。」
ジェームズ「魔法の便利さに甘えてしまわないように、とかさ。」
懐「…(マグルの生活が想像さえできんほど魔法に頼りきってるくせに今更何を…)」
ジェームズ「ま、あれだ。今日はとにかく、勝利のお祝いだから大いに騒ごうじゃないか。『蜂蜜酒にはゴルゴンゾーラ』!!」
懐「…俺はその組み合わせは如何なものかと思うんだが…俺的にはウィスキー…」
シリウス「…レディの趣向の問題だろ…」

―バタンッッ

ロイズ「やぁやぁ!!英雄たちのお帰りだ!!!」
シリウス「…なんだ、未だ始めてなかったのか?宴会」
ジェームズ「ホント。お祭り好きのグリフィンドール生が堪えてるなんて珍しい。」
ロイズ「1番の活躍トリオがいないのに始めるわけ無いだろ?」
懐「ぅわ、悪い…始めてても良かったのに…」
リリー「カイっっ!!」
懐「ぁりゃ、リリー…ただいま…」
リリー「ただいまじゃないわよ!!!そんな怪我をして!無茶をしちゃ駄目ってあれほど言ったでしょう?!」
懐「あゎゎ…悪ぃ悪ぃ…」
リリー「…もうっ…まぁいいわ。今日は許してあげる。今季初勝利おめでとう!カイ!!」
懐「さんくす♪んー…」

―ちゅ。(懐、リリーからのほっぺちゅぅを受け)

ジェームズ「っっずるいじゃないか!カイ!! 愛しのリリーっっ!!僕にも僕にも!」
リリー「…っっ(かぁっ)。」

―ばきぃっ((殴)

リリー「…っ馬鹿は置いといて行きましょ。カイ」
ジェームズ「…この痛みも愛なんだね…!」
懐「ほかほかカップルだなぁー…」
シリウス「…ほかほかカップルだな。痛々しいほどに。」


ビル「…あ!先輩達帰って来た!!」
カイル「ホントだ。…でもなんだってMss.ジンナイ包帯なんか巻いてんだ?」
ビル「痛そう…。アレ、絶対マグル式の治し方だよ…」
カイル「…詳しいな…ビル」
ビル「父さんが…好きで…」
カイル「…なるほど。」
 

狼&鼠「お帰り、3人共。」
鹿犬豹「ただいま」
リーマス「大丈夫かい?カイ」
ピーター「…な、なんか右手がぐるぐる巻きだよ…?」
懐「だーい丈夫だって。マグル仕様で大げさなだけ。」
シリウス「2人からも言ってやれ!!こいつアレほど無茶すんなって俺が言ったのに聞きやしねぇ!!」
リリー「私の注意も悉く無視するし…」
懐「…べ、別に無視したわけじゃぁ…。」
リーマス「…シリウスやエバンズが注意して聞かなかったものを僕たちがして聞くとも思えないなぁ…。」


ロイズ「さぁっっ!主賓が揃った所で、我等がグリフィンドールクィディッチチームの初戦勝利を祝って、乾杯っっ!!」
全「乾杯!」

懐「アルバートっっ」
アルバート(クィディッチチームキャプテン)「よぉっ、大丈夫か?女神殿!」
懐「はっはー、その呼び方止せって!初戦勝利乾杯!大将!」
ジェームズ「ま、僕等がいれば当然なんだけどね!」
シリウス「ま、今年も優勝杯は俺たちの手に戻ってくるだろうな。」
アルバート「最後なんだから思いっきり暴れてくれよ」
鹿犬豹「任せとけ!」
リサ(チェイサー)「ジェームズ、シリウス、カイ!!!勝利乾杯!!」
懐「乾杯!本日もいつもながら華麗なシュートの連続お見事!!」
リサ「あら?我がチームの勝利の女神にそんなこと言って貰えるなんて光栄だわ。」
ロイズ「今日のプレーも凄かったじゃねぇか!」
懐「…ダン、そう言やぁお前、俺に対して『人間じゃ無い』とかほざいてやがったよな…?」(黒笑)
ロイズ「…いや、カイ、…アレはな?言葉のアヤであって…。って言うかマジ人間離れしてたし、アレ」
懐「…あっははー、自分に立場が解って無いらしいなぁ。ダン。」

―がっっ(アイアンクロウ)

懐「俺、左手の方が握力強いんだよねぇ♪」
ロイズ「ぃっっぃいだだだだだだだっっ!!た、助けてくれジェームズ!」
ジェームズ「僕がカイの敵になるのはリリーと彼女が仲違いした時だけさ!」
懐「まぁ、それはまず無いことだから。
 もしアナウンスを続ける気があるのなら、口に出す前に1度頭で考えろよ?あと音量もでかすぎだ。落とせ。」
シリウス「…(そこら辺は私情入ってねぇか…?)」
ロイズ「わかっっ解った…かっら!!いぃいいいいたたたたたたたた…!!!」
シリウス「…その位にしといてやれって…」
懐「…むぅー。ま、いっか。ぁ、そうだ…ビルとニルソン…ぉ、いたいた。」


カイル「…ちょ、おぃ!!ビル!!!」
ビル「…?何?」
カイル「カイ=ジンナイがこっち来るよ!!…ぅゎっっジェームズ=ポッターとシリウス=ブラックまで!!」
ビル「ぁ、ホントだ。…ところで何慌ててんの?カイル」
カイル「おま…っっ!?あの人たちと話出来るなんて、どれだけ凄い事か解ってんのか?しかも1年がだぞ?!」
ビル「…でも、同じ寮なんだし…。俺この間話したよ?普通に」
カイル「…?!何ぃっ?言えよ!!そういう事は!!」


懐「ビル!…それに、ニルソン君…で良かったかな? ポッピー、呼んでくれたんだろ?さんきゅ、な。お陰で救護室行かずに済んだよ。」
ジェームズ「流石、僕達の後輩だよね!気が利くじゃないか!!」
カイル「ぃぃぃ、いえ!当たり前の事をしたまでです!」
シリウス「いや、ホント助かった。試合後って人が寄って来るからドコに行くにしても一苦労なんだよ。」
ビル「手、大丈夫ですか?…マグル風な治療みたいだけど。」
懐「ぁー、よく知ってんね。大丈夫大丈夫。折れちゃいないし。」
シリウス「『大丈夫』、だぁ?ひぃびぃが、入ってんだろぉが!!」
ジェームズ「…カイ、君、折れてなかったらall OKとか思ってないかい?」
懐「…ぇ…。」
シリウス「だぁぁあっ!!んな、『ぇ、違うの?』みたいな眼ぇすんな!!」
懐「ぃや、だってほら。骨は折れたまま放っとくとずれたままくっついたり色々面倒だけど、罅だけなら痛いだけでほっといても普通に治るわけだし…」
シリウス「ほぉぅ…『痛いだけ』」
懐「シ、シル、その顔恐い恐い恐い…。」
カイル「……………」(憧れの最強トリオが繰り広げる会話に呆然。)
ビル「……カイル?」
懐「ぅわ、お礼に来たのに、こっちばっか盛り上がっちまった…!!ごめんな?ニルソン君」(カイルの顔を覗き込み)
カイル「ぃぃいいい、ぃいえ!!!!全然、大丈夫です!!!!!」(赤面)
懐「…なら、良かったけど…(何で、んなに、どもってんだ…?)。…ビルも悪いな。」
ビル「いいぇ、それよりもMss.ジンナイ、罅入ってるだけだからって無理しない方が良いですよ?」
懐「むぅー…ビルまでそう言うか?…後輩にまで言われちゃ少しの間安静かなぁ…」
シリウス「よし!でかしたぞ、ビル。」
ジェームズ「我らが女神に言う事をきかせるとは…、中々やるね!!ビル」
ビル「ぇ…ぇえっ?!否…そ、そんな心算じゃ…」
懐「ていうかさ、ビルもニルソン君も敬語やめよーぜ?俺の事も、カイって呼ぶ事!…ぁ、それに、ニルソン君の事カイルって呼んでもいいかな?」
カイル「は…はは…はぃ!!勿論!!良いです!Mss.ジンナイ!」
懐「カイル?敬語は無し!それに、呼び方は『カイ』…だろ?」
カイル「…ぁ…うん、…カイ。」(かぁあ)
ビル「そうだ…カイ、片手で色々持つの大変だよね?俺オードブルとか持ってくるね!」
カイル「ぁ、俺も行く!Mr.ポッターとMr.ブラックの分も持ってきますね!」
―たったったったっ…
懐「……………気ぃ遣い屋さん……v」(きゅん)
シリウス「……(今の『きゅん』ってなんだ…?!『きゅん』って…!!)」
ジェームズ「育ちが良いんだろうねー」
懐「なにせ、アーサーとモリーの子だもんな」
ジェームズ「何?知り合いなの?」
懐「野暮用で2,3度、ね。11年前まで3年連続校内ベストカップルに選ばれた大先輩ですよ。」
ジェームズ「11年前?って事は…」
懐「学生の時にもうビルは出来てたって事だろぉね。出産は卒業してからだろうけど。」
シリウス「っていうか何で11年も前の事、お前が知ってるんだよ…」
懐「いや、本人達から聞いたんだけど…未だにこっちが恥ずかしいほどに相思相愛でさ、ノロケと共に、ね。っていうか、アーサーとシルって確か遠縁だと思うけど…?」
シリウス「俺は家の親族関係なんざ知らねぇよ。」
ジェームズ「カイって変なとこ交友関係広いよね…。カイルは…ぇーと。確かお兄さんのルドルフ=ニルソンが4年に居るよね?」
懐「あぁ、誰かに似てると思ってたら、ルディだった!今年の1年にはハンサムボーイが少なくとも2人いる訳か。」
ジェームズ「あぁ…あれは将来が楽しみなタイプだね。」
懐「だよなぁ…。2人共シリウス並みの別嬪になるぞ?きっと♪」
ジェームズ「シリウスみたいに女癖悪くならないといいねぇ…」
懐「後、女の趣味も、シル程悪くなければ良いよなぁ…?」(にやにや)
シリウス「…ぉ前ら…好き勝手言いやがって…。第一!女とっかえってのはひっかえってのは若気の至りで…」(ひくり)
ジェームズ「若気の至り…ねぇ…」(にやにや)
懐「今は若くねぇって事か…?」
ビル&カイル「ただいま!!!」(両手の皿に料理山盛り)
懐「………………なぁ、親友、どうしよう、今、真面目に胸にズキュンと来ちゃったよ。…ロリコンかな?俺…」(ジェームズを見返りつつ)
ジェームズ「っちっちっち。そういうのはロリコンじゃなくショタコンというのさ、親友。」
シリウス「…………」
ジェームズ「それはそうと、ズキュンと来ちゃったのなら、親友。彼ら相手に火遊び(アバンチュール)なんてどうだい?君の恋人も若気の至りでとっかえひっかえしてたわけだし…」
懐「………むぅー。そうだな…」
シリウス「こらこらこら!!!」(焦)
ジェームズ「ビルにカイル、君たち、ステディ(彼女)っている?」
ビル「ぇっ?!」
カイル「ぃ…いませんけど?!」
ビル「…ぁ、ぇと…俺も…」
懐「じゃぁ、こんなので良ければ今度図書館デートしない?」(にっこり)
カイル「ぇぇえええぇ?!は、はぃっっ!!喜んで!!」(真っ赤)
ビル「いいの?!カイ!」(紅潮)
懐「勿論♪(かぁーわいぃなぁっ)」
シリウス「おぃおぃおいぉいっっ?!ちょっと待てっっ?!」
懐「あっはは。火遊びなんて冗談だよ、シル。ほら。お前の好きなグリルチキンやるから」
シリウス「…なんだ…(ちょっと安心)。さんきゅ!」
ジェームズ「食い物(チキン)貰って喜ぶなんてホント犬…」(くす)
シリウス「…なんだと?!」(怒)
懐「…でも図書館デートはしような?2人共♪」
ビル&カイル「うん!!」
シリウス「ぁあっ?!」(焦)
ジェームズ「ぶはっっ」(噴出し)


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カイはお仕事で魔法省に出入りしてる為、アーサーと知り合い。
そして、お菓子の詰め合わせを差し入れしたことでモリーとも知り合い。隠れ穴に行ったことはないものの、何度か一緒に食事してます。



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