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Dream Novel
11.風邪ひきこんこん



シリウス「っっゲホゲホッ…。あー…喉イガイガする…。」
ジェームズ「今、風邪が流行ってるからねぇ…。マダムポンフリーも患者のあまりの多さにダウンしちゃったらしいよ?」
リーマス「…という事は保健室で治す事もまま成らないわけだ…。」
ジェームズ「そういう事。」
リーマス「…大丈夫かな、マダムポンフリー…」(よく世話してもらっているので心配。)
ジェームズ「あぁ、早く良くなって欲しいね。犬が僕等に風邪を感染す前に。」
シリウス「プロングス…ってめぇ…っっゲホッ」
リーマス「あぁ…全くだ」(くすくす)
シリウス「……」(反論する気力も無い)
ピーター「だ…大丈夫かい?パッドフット…。」
シリウス「あぁ…気遣ってくれるのはお前だけだ、ワームテール…」(ほろり)
ジェームズ「いやいや、そんな事はないさ。」(爽)
リーマス「そうそう、誰よりも頼りになる人が心配してくれているし。」(朗)
シリウス「…は?」
ジェームズ「じゃ、僕等は授業があるから行こうか。」
リーマス「そうだね。さ、ピーター、行くよ。」
ピーター「う…うん…。」

―こんこん。

懐「入るぞ。(かちゃ)…シリウス風邪っ引きなんだって?」
ジェームズ「ほら、来た。」(にぃ)
懐「あ?」
ジェームズ「いやいや、こっちの話。」
リーマス「この通りなんだ、カイ、頼んで良いかな?」
懐「おぉ。大丈夫。」
シリウス「なっ……ゲホッゲホッ…ちょっ…」(赤面)
懐「…熱はないんじゃなかったのか…?顔、赤ぇぞ?」
ジェームズ「いやいや、ホントに熱はないはずなんだよ。…今のところはね。」(くくっ)
リーマス「じゃぁ、僕等は行ってくるね。」(くすくす)
懐「おぅ。…あ、ノートよろしく。」
ジェームズ「あぁ、任せておいてよ。」

―ぱたんっ 

シリウス「……」
懐「………」
シリウス「………」
懐「さて、パッドフット。」
シリウス「はいぃ!!」(びっくぅ)
懐「普通に看病されて何日かかるか分からないが治すのに専念するのと、俺特製のすんげぇ苦い特効薬飲んで午後には軽くやば気に元気いっぱいになるの、どっちがお望みで?」(にっこし)
シリウス「悪魔か、お前は。」(半眼) 



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風邪引き話。魔法薬学が割と得意なヒロインは風邪を治す薬くらい簡単です。
…ただし、治る通り越してやばげにハイになります。要は危ない薬です。 
最後の「悪魔か」発言は「碌な選択肢ねぇなお前」っていうアレです。

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あきゅろす。
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