気づいた途端
すき、かもしれないと、思った。
真っ逆さまに、落ちる
最初は、なんてことない、のに一挙一動が、目に付いた。いつもと変わらない。なんの変哲もない日常の中の、些細な変化。
ゆうき、と動く唇が憎らしくて、ちづる、と動く唇に憤りを感じた。しゅん、と他のと違う声色に泣きたくなった。
かなめ、と動く唇 を、
塞いでやりたいと、思った。俺の、手で、唇 で。
そこまで考えて、やっと、気づいたんだ。
嗚呼、俺はずっと君のことが、
きづいたとたん おんそくをこえて きみにすいちょくらっか
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