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クリスマス小説
2



そのまま家について、自分のベットに何もかも身につけたまま倒れこんだ。
両手で顔を押さえ、意味がわからないまま約3分自問自答を繰り返した。



俺ってそんなにわかりにくい奴だったのか?



わかりにくい奴って彼女にとってそんなに不安になんのか?



相手の心なんて見えるかよ








そんな事を悶々とやっていたら勢い良く俺の部屋のドアが開いた。




「総太郎、夕飯だって、
ばぁちゃんが言ってるよ」





妹のコサクが、
ノックもせず入ってきて早々に言った。





「おっ、お前!

ノックしてから入れよ。
あと総太郎じゃなくて、お兄ちゃんって呼べ」





「えー」





『うるさいなー。私だって見たいTVあるのに、しょうがなく呼んでやってんじゃん。有り難く思え!

バカ太郎。』






「おいっ!バカ太郎とか‥お前、俺のことバカにしてんのか?」





「え!?」





俺が、コサクの腕を掴んでそう言うとコサクは明らかに驚いたように瞳を大きくさせた。




「私、言ってないけど
そんなこと…」











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