[携帯モード] [URL送信]

クリスマス小説
12



お……お節介な
サンタクロース‥??





「坂口君って、他人の事に首を突っ込んできて掻き乱していく。

でもってお節介なことばかりして本当に迷惑だわ

もう私に関わらないでほしい。」






『でも少し嬉しかった』






え?




今のって‥‥




「じゃあ、
もう関わらないでよね」



そう言うと川崎さんは、
教室に入ろうと俺に背を向けて歩きだした。





「ねぇ、本当にもう
関わらないで良いの?」






「‥‥」






「もうすぐ
クリスマスイヴなんだけど」





「だから何」




背を向けながら彼女が、
立ち止まって言う。






「川崎さんみたいな人はクリスマス一緒に過ごす人を見つけるの大変でしょ?」




「私にはそんな事しなくても両手じゃ数えられないくらい既にいる」





『何が
言いたいのよ貴方は』






「お節介ついでにもう一つお節介させてもらいたいんだけどさぁ」






「‥‥」





「あー…やっぱいいや」




「‥‥言ってみなさいよ。
‥‥‥一応!!」





川崎さんが、
振り返った。強く睨む。








14/16ページ


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!