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6000HIT企画小説
7






「先生は、生徒がやっと決めた決断を一日の、

‥たった一日の授業の為に諦めさせる人間なんですか!?」





私がそう言うと、
先生は強く言われる事に
慣れていないのか、



手が少しだけ緩んだ。





「ありがとう先生。

シゲちゃん、私行ってきまーす!!」




「ちょっ、おい秋田!!」




そう言うと同時に私は走りだした。なんだかもう、無茶苦茶だ。



叶うはずなんかないあの人の為に私は勝手に学校をサボって会いに行く。




教室を出ると他のクラスはまだ朝のSHRをやっている。



その廊下を私は、
そんなに重くない鞄を持ってかけていく。




階段をかけ降りて、
ローファーに履き替えて
校庭を全力で走り抜ける。




全速力で走って門を抜けて近くのバス停ではなく(他の先生に追い掛けられたら、連れ戻されるので)二つ向こうにあるバス停でバスを待つことにした。


川上さんと会うには、
バス停で待つのが一番早い





この時間だとバスが来るまでまだ三十分もある。
(この町のバス停はなかなかバスが来ないので)




という事で、しばらくベンチで寝る事に決めた。



二十分くらいの仮眠のつもりだった。



この町は、車があまり通らない。雑音は殆ど無く静かで、聞こえるものといえば鳥の鳴き声が少しばかり聞こえるだけ。



ああ…、
それがいけなかったのかもしれない。







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あきゅろす。
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