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6000HIT企画小説
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私は田舎の、
この町が嫌いだ。



夜の空は、いつも小さな幸せばかりしか持ってこないし、

おしゃれなものなんて何一つない。




だから、大学は東京に行こうと考えている。おしゃれをいっぱいしてエリートOLってやつになってやるのだ!!!




そんな夢みたいな願望を親にはまだ言ってないし、
第一許してくれるかなんて分からない。

でも私は、この町から一刻も早く出ていきたい。








そんなことをバスの運転手の川上さんに宣言したら、笑われた。





「笑い事じゃ
ないんだからね!?」




「ごめん、ごめん。」




フフフと笑って川上さんがバスを運転する。



川上さんはこの町のバスの運転手さんで、私とは高校一年の時から仲がいい。



まだ24歳で、それ以上の詳しいプロフィールとかは、よくわからない。
けど最後の停留場で降りる私と最後までずっと話してくれる。

もちろん最後の停留場まで乗っている人なんて、家が遠い私くらいしかいないから、嫌々話に付き合ってくれてるのかもしれないけど、


それでも嫌な顔一つせず、話を聞いてくれる川上さんが、この町の中で一番好きだ。







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