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6000HIT企画小説
15







車に乗せてもらうと、
ある事に気が付いた。助手席って本当に川上さんに近すぎる。‥‥もう心臓の音がバンバン?いやドンドンって聞こえてしまうんではないか、と思ってしまう。


でもその前に、
私の心臓が保たなそう。






「川上さん」





「ん?」





「川上さんとレイさんってなんだか兄と弟のポジションが逆みたいだね」





「あっ、それって遠回しに俺が老けてるって言ってる?」





ニコニコしながら川上さんが言う。






「そうじゃなくって!

‥‥なんて言うか…川上さんの方が大人な雰囲気というか」



一緒にいるとドキドキすると言いますか…





「フフフ、ありがとう」





そう言って川上さんは車を走らせた。私も急いでシートベルトをする。




なんだかこれって…
この感じって‥‥




少し恋人っぽくない?
あー明日、シゲちゃんに報告しなきゃ!!





私が嬉しそうに笑顔でいると川上さんは「楽しそうだね」と言って私が静かに頷くと、急に真剣な顔つきに変わった。





「そういえばさっき、






兄貴に何て言われたの?」







「え」







急に聞かれて私が驚くと同時に信号が赤になり川上さんが車を止めて私を見た。



笑顔がない。









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あきゅろす。
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