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5000HIT企画小説
9




「どうして」







「純子ちゃんなら、俺のことわかってくれる気がするんだよ。

なんとなくこれは勘なんだけど、純子ちゃんも何か悩みを抱えてるんだろ?」





俺の言葉に、純子が瞬きを繰り返して驚きを見せる。





「俺、勘が良いんだよ」






「まだ一週間しか経ってないんですよ、」






「お互いを知らない方が強くひかれるよ俺は。


相手を知りすぎるよりも、近すぎるよりも」






「でも‥‥」






「絶対後悔させない」







通学してる子達が
増えてきた。






「別に洋一さんは私のこと好きじゃないですよね、何かを急いでるんですか?」





純子は結構頭が良い。
おっとりしてるくせに、何かと鋭いところをつく。





思ってた木下純子という女と実際の木下純子は結構違うのかもしれない。





それでも、俺はこの皮から脱皮しなくてはいけない。



将来の俺を見つけるために




早く殻を捨てなければ
いけない。




例え、目の前の木下純子という女の子を利用してでも



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