TOMORROW 優しいきみは偽物? 次の日、 昨日の友達が言った 「間違ってる!」という言葉 を頭の片隅に置きながら、 先輩のクラスまで 行った。 先輩のクラスに行くまでに 長い廊下で沢山の3年生に 出会う。 私は昔から150pちょっと しかないから大きな3年生 達のいる廊下を頑張って 大股で歩きながら、 先輩のいる教室へ向かった。 見渡しても先輩の姿は 見えないので近くの女の人 に 「あの、 山崎俊哉先輩いますか?」 と聞くと、 スラっとモデル体型の 女の人は私を上から下まで 見ると 一瞬、 顔を歪めて 「あー俊なら…」 と馴々しく先輩の名前を 口にすると私の後ろを指差した。 「先輩!」 私が先輩を呼ぶと 友達らしき人と歩いてた 先輩は私に気付き、足早に 近づくと軽くハグをした。 前*#次 |