TOMORROW きみの電話はとても冷酷 私は、自分の薄ピンクの 携帯を取り出して、先輩の 携帯の番号を淡いオレンジのマニキュアを塗った爪で ゆっくりと押した。 コール音が 6回ほど鳴った後、 先輩の不機嫌そうな声が 耳に届いた。 「…‥はい」 「‥あっ、宮田です!」 「‥ぁあ、みや…た‥?」 「はい!あの、せんぱ…「もう、電話すんな、」 「え?!」 「ツーツーツー…」 電話の一方的に切られた 音が私の耳に厭に残る。 電話すんな…? 私の一方的な推理は 先輩の一方的な電話の切り方によってあえなく消滅。 前*#次 |