TOMORROW 今日の俺と明日の俺 今日、 俺がきみを忘れても 昨日の 俺はきみを愛してる 今日の俺が きみに悪いことを言っても 明日の俺は きみを愛する そして いつしかきみと俺は 一生の愛を誓う 「そんな俺で良ければ 付き合いますが…?」 先輩は不思議なことを いつもの調子で噛むことなく私に告げた。 私は先輩の言ったことを 何一つ理解しないまま、 小さく頷いた。 その夜、 お風呂に入って湯槽に 浸かったら、本当にそれで 良かったのかなと、小さな 疑問が白濁色のお風呂のお湯を見つめながら浮き上がった。 前*#次 |