一緒に勉強(all)
案「で…?アリス…君はどうしてこんな簡単な問題が解けないのかな?」
数学の時間、今日はヤマトが休みのため、カカシが臨時でアリスのクラスの数学を受け持った。
『…だって…』
案「だってじゃないでしょ〜;」
問題が解けないらしく、未だに黒板とにらめっこのアリス。
桜「本当にアリスって数学出来ないわよね…」
佐「あぁ、あれはもう救いようがないだろ」
黒板の前でう゛〜んとうなりながら数字と格闘するアリスの後ろ姿を見ながら、サクラとサスケは小声で哀れんだ。
案「はぁ…もう席についていいよ;その代わり、この問題次までに完璧にしとけよ;」
『はぁ〜い…』
しょんぼりしながら、席につくアリス。
桜「あんたって、他は完璧ってくらいできるのに数字はまるっきしだめね;」
佐「体育もだ」
『数学は嫌いなの…意味わかんないし。』
桜「まぁ…今日から放課後誰かに教わりなさい。」
『サクラ、教えて』
桜「フフッ、嫌」
『なんでー!?』
桜「私部活あるし」
『ぶー…』
サクラの言葉に拗ねるアリス。
桜「だ・か・ら」
『え…?』
ニッコリ微笑み、アリスの肩を掴むサクラ。
佐「(あ…この顔はなにか企んでんな;)」
桜「我愛羅君。これから一週間、アリスの数学放課後にみてやんなさい。」
我「ブッ…は?お・俺…?;」
桜「いいじゃない。みてやんなさいよ。てか、みろよ」
『我愛羅…お願いできる?』
上目遣いでお願いされた我愛羅。顔を真っ赤にして、目線をそらし、答えた。
我「…べ・別にいいけど…」
『やったー!!!』
桜「よしよし」
佐「(あーあ…あいつがきっと黙ってないぜ…)」
喜ぶアリス。照れる我愛羅。満足気なサクラ。ただ一人、サスケだけはこれから起こるであろう事が目に見えていた。
(一緒に勉強)
放課後、アリスを迎えにきたサソリが一緒に勉強する我愛羅とアリスの姿を見て、ブチ切れた。
蠍「クォラァ!くっつきすぎだぁぁぁ!」
泥「うわっ;旦那落ち着いて!うん」
我「はぁ…これじゃ教えられない…」
『もー!サソリうるさいよ!』
【せっかくの2人きりの時間に余分な2人も加わった】
我「(俺にも2人きりになれる時間ぐらいくれよ…)」
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