お泊まり会(all)
『お泊まり会?』
桜「そう、お泊まり会」
ニッコリ笑いながら話すサクラ。
『いいけど…どこで?』
桜「フフフ…メンバーはサスケ君・我愛羅君・私・アリス・の4人。私の家に泊まるわーけ」
ルンルンと話すサクラ。しかし、アリスはうーんと考えている。
『うーん…どうしようかなぁ…』
桜「いいじゃない。土日使ってみんなで遊びましょ。」
『うーん…;』
2人で話をしているとサクラの隣に座るサスケが会話に入ってきた。
佐「たまにはいいだろ?みんなでオールして遊ぼうぜ」
桜「ねっ。同じ班なのに、一回もみんなで遊んだ事ないじゃない」
『確かに…』
佐「なら決まりでいいな」
『うんっ!我愛羅には言った?』
桜「まだだけど、きっといいっていうわ」
佐「お、我愛羅来たぜ」
我「おはよう」
椅子に座りながら軽く挨拶をする我愛羅にサスケは話しを切り出した。
佐「おい我愛羅。今週の土日4人でオールしね?」
我「…は?」
佐「だからサクラん家に集まって4人でオールしようぜ」
我「…アリスも行くのか?」
『うん』
我「行く」
桜「じゃあ決まりね」
我愛羅も参加すると決まり、4人でお泊まり会が決まった。アリスはだんだん楽しみになってきたらしく、ご機嫌だ。
『〜♪』
我「…機嫌がいいな」
『楽しみなんだもん』
我「フッ…そうか…」
我愛羅は自然に口端を緩めた。
アリスは家に帰り、サソリにお泊まり会の事を話した。しかし、サソリは眉間にシワを寄せた。
蠍「あぁ?お泊まり会だぁ?…誰と?」
『サクラとサスケと我愛羅』
蠍「だめだ」
『えー!なんで!?』
蠍「とにかくダメだ」
『もう約束しちゃったし…』
蠍「絶対だめだ」
『理由は?』
一方的に拒否され、ムッときたアリスはとにかく理由を聞こうとサソリに詰め寄った。
蠍「我愛羅がいるし、サスケが嫌いだからだ」
『なにそれ横暴だよ!』
蠍「とにかくダメー!!!」
サソリに全面否定され、落ち込むアリス。しかし、あきらめきれず、サソリに内緒でこっそりと家を抜け出し、サクラの家へ向かった。
そうとも知らずなかなか下に降りて来ないアリスを起こしに来たサソリは、絶句した。
蠍「…あ・あの野郎…」
背後に黒いオーラを出しながら、一枚の紙を握り潰した。
(お泊まり会)
分からず屋のサソリへ。
アリスは泊まりに行きます。サソリみたいな分からず屋は、将来はげちゃえ!
アリスより
【穏やかな日曜日の午後、サクラの家に向かうサソリの姿は般若のようだった】
蠍「コラァ!!!アリス!!!!」
『ゲッ!サソリが来た!』
佐桜「なにあの顔、怖っ!」
我「チッ…」
そのままサソリに抱えられ、アリスは家に帰宅した。
『これから買い物行こうとしてたのにー』
蠍「うるせー!俺を騙すとはいい度胸だなぁ…」
その後2時間に及び説教をされたアリスでした。
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