優しい気遣い(我愛羅)
キーンコーン
カーンコーン
6時限目のチャイムが鳴り響き、生徒達は掃除の支度をはじめる。
鳴「キバ覚悟ォ!」
牙「なんのこれしき!」
馬鹿代表のナルトとキバは、ほうきでチャンバラを始めた。そんな2人を苦笑いで見つめるアリス。
『もー、2人共早く掃除しないと…』
アリスがいい終わる前にサクラが水をくみ終え、教室に戻り、ナルトとキバを見て一発かました。
桜「あんたら真面目に掃除せんかぁぁぁぁ!」
鳴「ぐはっ!」
牙「ぐほっ!」
サクラの一発で大人しくなった2人をサスケがズルズルと引きずり、廊下に出した。
佐「とっとと掃除しようぜ」
桜「えぇ、そうね。」
『サクラとサスケなかなかナイスコンビだね…;』
サスケと我愛羅がホコリを掃き、サクラとアリスが雑巾がけをする。
『雑巾がけって腰痛いからやだなぁ…』
アリスの言葉にサクラも賛同した。
桜「確かにいやよね〜」
そんなアリスを見た我愛羅はアリスの側にしゃがみ、無言でほうきと雑巾を取り替えた。
『え…?我愛羅…?』
きょとんとしたアリスをよそに、取り替えた雑巾で床を拭く我愛羅。
『…ふふっ…ありがとう我愛羅』
ニッコリ笑って礼をいうアリスに、我愛羅は少し顔を赤らめた。
(優しい気遣い)
こんな事、お前にしかしないからな…
【そんな我愛羅達を見たサクラは無言でサスケに雑巾を差し出した】
佐「…はぁ…わかったよ…」
桜「ありがと、サスケ君。」
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