ヤキモチメール(サソリ)
泥「旦那ー、次移動だぜ。うん」
蠍「あぁ、今行く」
飛「おっせーよお前ら!先にいくぜぇ」
鼬「早く行くぞ。」
理科室が一階下の教室の為、サソリ達二年は移動をしなくてはならない。
泥「あ〜今日の理科はまた爆発する奴がいいなぁ〜うん」
蠍「冗談じゃねぇ。お前、実験やる度爆発させてんじゃねぇかよ」
泥「爆発ってよくね?うん」
蠍「よくねぇ!馬鹿!」
くだらない雑談をしながら階段を下りるサソリとデイダラ。自然に一階下のクラスのアリスの教室を見る。
『う〜…』
我「お前真面目にやっているのか?」
『だって〜…』
どうやら数学を我愛羅に教わっているらしい。
泥「おっ、アリスだ。おーいアリス!うん」
廊下から教室内に向かって手をふるデイダラ。アリスもこっちに気が付き、手をふりかえした。
『サソリ!デイダラ!』
ニッコリ笑いながら手をふるアリスに自然に顔が緩む。
泥「なにしてんだよ?うん」
『数学…我愛羅に教えてもらってるんだ。』
我「…」
泥「我愛羅って数学できんの?うん」
蠍「…少なくとも、お前より頭いいだろ。」
泥「うわっ!旦那ひでー…うん」
『あはは!』
我「お前あの人の事笑えないだろ」
『うっ…』
我「…ほら、さっさと解けよ。」
『鬼っ!』
仲よさげに同じノートを見つめる我愛羅とアリスにサソリは少しムッとした。
蠍「チッ…あのガキ…」
泥「ヤキモチかい?うん」
ニヤニヤ笑いながらサソリを冷やかすデイダラの腹に一発かまし、理科室に向かうサソリ。
泥「ぐはっ…今のはヤバいぞ…うん」
蠍「チッ…」
理科室に着いて、サソリはすぐに携帯を開きアリスにメールを打った。
(ヤキモチメール)
数学なんか帰ったら俺が教えてやる。
【メールを見たアリスは顔を真っ赤にして、返事を打った。】
ヤキモチメール…?
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