待ってる(飛段)
『ねー』
飛「んー?」
『飛段ってなんでいつもYシャツのボタンしないの?』
飛「はぁ!?お前このファッションセンスわかんねーのかぁ!?」
『…う・うん(わかりたくもないわ!)』
飛「ったく…これだからお子様は困るぜホント!」
『…(うざ…)』
飛「俺のこの色気を引き立てんには、やっぱ前あけねーとだろぉ!?」
『その色気で女じゃなく、警察を呼び寄せてるよね…;』
飛「ゲハハハァ!この色気がわかんねー女なんざぁ、お断りだぜぇ!」
『…そ・そうですか…;』
飛「でも…」
『え…?』
急に真剣な顔になり、アリスの手をにぎる飛段。
飛「俺は待ってる」
『…?』
飛「待ってるから…」
『…飛段…?』
飛「お前が…」
泥「あ゛ー!!!!!」
飛段が口をひらきかけた瞬間、デイダラが帰ってきた。
『おかえりデイダラ』
飛「だぁー!このタイミングでかえってくるかぁ!?」
泥「うるせぇー!さっさと手離せ!旦那に言いつけてやる!うん」
デイダラが飛段の手を払いながら言う。
蠍「デイダラ…その必要はないぜ…」
デイダラの後ろからサソリが黒いオーラと共に現れた。
飛「げっ!サソリ;」
泥「旦那!いま飛段のやつが…」
蠍「わかってる…。飛段…てめぇ覚悟はいいか?」
『サソリ、おかえりなさい』
サソリが飛段に歩みよる前に、アリスがサソリと飛段の間に入り、サソリにギュッと抱きついた。
蠍「アリス…。ただいま。」
サソリはそんなアリスを抱きしめ返した。
蠍「飛段…」
飛「Σ!;」
蠍「アリスのおかげだな…」
そういって、アリスをつれ、部屋に戻った。
泥「…旦那こぇぇ〜…」
飛「俺死ぬかとおもったぜ…;」
泥「ったく…アリスに手だすからそうなるんだよ。うん」
飛「いいじゃねーか」
泥「旦那に殺されるぞ。うん」
飛「別に構わねーよ…」
そんな飛段に、呆れながらデイダラはリビングを後にした。
待ってるから…
ずっと待ってるから…
君が俺の良さに気付くまで
君が俺の気持ちに気付くまで
ずっと待ってるからさ
おもう事は自由だろ?
アリス…
待ってるからな…
(待ってる)
ずっと待ち続けるよ
もう君以外俺の心は揺れ動く事がないから
もう…
君しかいらないんだ…
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