手を取って(サソリ)
蠍「おい。起きろアリス。」
『ん〜…もうちょっとぉ…』
蠍「学校遅刻すんぜ?」
『おっ起きますっ;』
朝、いつまでたっても起きないアリスを起こしきた。ぐだぐだしていたが遅刻の一言を聞き、飛び起きた。
蠍「ほら、さっさと支度しろよ。」
『は〜い…。…サソリ…』
蠍「ん?なんだ?早く着替えろよ」
『も〜、サソリがいたら着替えられないじゃないっ!』
出てって!なんて叫びながら俺を追い出すアリス。チッ…昔は平気で着替えたくせに…。
蠍「チッ…」
数分後、支度を済ませたアリスが部屋から出てきた。
『お待たせ!』
蠍「おっせ〜…」
『ごめんねっ!早く行こっ』
そういって、俺の手を取り玄関まで走るアリス。あぁ…こうやって手を取って走る所は昔のままだな。アリスに引っ張られながらそんな事を思った。
(手を取って)
手から感じる君のぬくもりが、今の俺の小さな幸せだな。
【通学路で手を取りながら歩くのをデイダラが見逃すはずもなく、会った瞬間絡まれた】
泥「あ゛ー!手なんか繋いで!離せ旦那!うん」
蠍「朝からうるせーよ、馬鹿!」
『二人共うるさぁ〜い…』
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