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明日は猛勉強(サソリ)


『ふぁ〜…眠い…』


泥「おはようアリス。うん」


『…ん、おはようデイダラ。』


蠍「飯どうする?」


『ん〜…ヨーグルトだけでいいや』


飛「おいおい、随分眠そうなだなぁ。」


鼬「当たり前だ。明後日から試験だぞ。」


飛「ゲッ!忘れてた…」


泥「お前本当に馬鹿だな。オイラですら覚えてたのに。うん」


蠍「覚えてるだけで、勉強してねーくせに」


泥「う゛;」


飛「ゲハハハ!」


『…』


鼬「それにしても、アリス。そんなに遅くまで勉強してたのか?」


『う〜ん…』


蠍「…アリス大丈夫か?」


『大丈夫…』


泥「なんかげっそりしてる、うん」


飛「頭使い過ぎてパンクしたか?」


蠍「パンクする脳もない奴がなに言ってやがる」


泥「あはは!同感。うん」


鼬「お前もだろ」


『…』


蠍「…?」


明らかに元気のないアリス。不審に思ったサソリは、アリスの額に手を当てる。

蠍「Σアリス!熱でてるじゃねーか!」


泥「え!?大丈夫かい?うん;」


『え…?大丈夫…だy…』


蠍「アリス!!!」


言葉を発するより先にサソリに体を預けるように倒れ込んだアリス。


泥「アリス!うん」


鼬「とにかく部屋に運ぼう!」


イタチが言うより早く、サソリはアリスを抱きかかえ、二階に駆け上がった。


『…ん…』


何時間経っただろうか、外を見れば日が落ちていた。


『やば…勉強しなきゃ…』


体を起こそうとしたが、思うように動かない。


『あれ…?』


頭に手を当てれば、冷えピタが貼ってあった。


『…サソリ?』


座りこみ、ベッドに突っ伏して眠るサソリの姿があった。


『…』


手をしっかり握りしめ、穏やかに眠るサソリ。


鼬「起きたか?」


『イタチ…』


ノックと共にイタチが部屋に入ってきた。


鼬「水だ、飲むか?」


『ありがとう…。サソリずっとついててくれたの?』


鼬「あぁ。」


『そっか…』

勉強する時間を割いて、側に居てくれたサソリに、口端を緩めた。


『ありがとう…サソリ…///』


鼬「早く直せよ。明日はみんなで猛勉強だ。」


そう言って、部屋を後にした。


『サソリごめんね…』


眠るサソリの額にキスを落とし、イタチの用意した水を飲み干し、再び瞼を落としたアリス。


蠍「…口じゃねーのかよ…」


そんなサソリの言葉は、眠るアリスに届かない。


蠍「ったく…」


体を起こしアリスの唇にそっとキスを落とす。


蠍「明日は猛勉強だな…」


そう言って、アリスの頭を撫でた。




(明日は猛勉強)


翌日、すっかり回復したアリス。


そして皆で猛勉強が始まった。


蠍「なんでテメーはこんな問題もわからねーんだ!?」


泥「キレる事ねーだろ!?うん」


鼬「飛段…なぜ8+4が18なんだ…?」


飛「ちがうのか!?」


『…私より数学できない人いた…;』


違う意味で熱がでそうなサソリとイタチでした。

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あきゅろす。
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