生きる意味(デイダラ)
死
それは誰もがいつかは通る道
『…』
解ってた
でも認めたくない。
『…サソリ』
最愛の彼が死んだ
『…』
愛し、愛され。
毎日が幸せだった
こんな汚い世界のたった一つの光
それが今日
消えて無くなった
『…あなたが居ない世界で生きる意味がない…』
動かずに息絶えたサソリの近くに落ちた刀を、自分の心臓に突き刺そうとした。
泥「なにやってんだ!ばか!」
デイダラに止められた。
『離して…サソリが居なくちゃ…私に生きる意味なんてないのっ!』
デイダラに奪われた刀を取り替えそうと手を伸ばした瞬間。デイダラに抱きしめられた。
泥「っ…オイラが…オイラがお前の生きる意味になってやる…」
『…』
デイダラの言葉に涙があふれた。
泥「頼むから…死なないでくれ…」
消えそうな声で言った一言が、私の心に響いた。
(生きる意味)
お前はオイラの生きる目的なんだ…うん…
【私の存在が誰かの生きる意味だった事を初めて知りました…】
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