何かが違う(デイダラ)
なんか今日の、デイダラはいつもと違う気がする…。
蠍「…何故だ?気になる」
飛「サソリも気付いた?俺も今日のデイダラちゃんなんか違うなって思ってたんだ」
鼬「俺もだ」
3人で、デイダラを凝視する。
泥「〜♪うん」
鼻歌にまでうんをつけるデイダラに、本気でイラッときたサソリ。
蠍「なんだ…なにが違うんだ…」
鼬「う〜ん…」
飛「気になってお祈り所じゃねーよ!」
蠍「なにが…なにが…」
鼬「サソリさん。あなたはデイダラの相方でしょう?違いに気づかないんですか?」
蠍「相方だからってそんなにずっと一緒って訳じゃねーし」
飛「俺も角都がたまにわからない時あるぜ…」
鼬「…たしかに…俺なんか人間じゃない奴と組んでるんだから余計に…」
蠍「んなこと今はどうでもいい!違いを探せ!気になってメンテナンスもできやしない」
飛「俺もだ!祈りも捧げられない」
鼬「俺も団子をくえない」
蠍飛「食ってんじゃん!」
とにかくデイダラを見て、違いを探す3人。
するとアリスがリビングにやってきた。
『…なにしてるの…?』
リビングにはテレビの前で粘土をいじるデイダラを、キッチンから凝視するサソリ、飛段、イタチの姿。
蠍「なぁアリス、なんか今日のデイダラ違わないか?」
飛「違わないか?」
鼬「…飛段うぜー…」
『デイダラ?違うって…あぁ…』
何かに気付いたアリスは、デイダラの元に行き、横に座った。
『デイちゃん』
泥「なんだいアリス?」
『今日丁髷は?』
アリスの言葉に3人の上に雷が落雷した!
蠍飛鼬「そ・そうだ!!!髷がない!!!!」
泥「あぁ、今日は任務もないし、いっかなって思って。うん」
『ふふっ…結ってあげる』
泥「まじ?アリスが結ってくれるなら、お願いするぞ。うん」
そして、デイダラの髪を結うアリス。
蠍「ふぅ…モヤモヤが解消できて良かった」
飛「これで落ち着いて祈りができるぜぇ」
鼬「ふぅ…やっと団子が食える」
蠍飛「だから食ってたじゃん」
泥「アリスありがとう!うん」
『どういたしまして。』
(何かが違う)
私が違いに気づけたのは、毎日毎日あなたをみてるから。
【後はあなたが私の視線に気づいてくれるのを待つのみ】
←→
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!