兄妹(デイダラ) 『やっ…お兄ちゃ…』 泥「アリスっ…」 『あぁっ!』 …なんてね。オイラはイカレてる。妹を犯す事を想像しながら、自分の息子に手をかける。 泥「っ…アリス…アリス…」 妹の名を呼びながら一人でイく。 泥「…はぁ…」 情けない… アリスはオイラの妹で、オイラはアリスの兄。兄妹の関係でありながら、オイラはもうずっとアリスしか見ていない。 泥「アリス…」 堪らなく君が欲しい… 部屋で余韻に浸って居ると、外からアリスの声が聞こえた。窓に目をやると、妹が男と二人でいた。 『我愛羅!またね!』 我「また明日な。」 『うん!』 我「アリス…」 『え?』 グイッとアリスの手を引っ張って、その男はキスをした。人ん家の玄関先で何してんだよ! 『我愛羅…///』 我「またな…」 『うん…我愛羅…』 我「ん?」 『好き…///』 我「っ…///」 いやな物をみた…。あれがあいつの彼氏。もう付き合って半年経っている。 クソっ…。なんでだよ…オイラの方がずっと昔からアリスを愛してるのに… 泥「クソ!」 壁に拳を叩きつけた。 ずっとずっと一緒で、いつもオイラの後をチョコチョコとついて来たアリスが、違う男の物になる… 泥「…」 泣きたくて堪らない。 『ただいまー』 そう言って、帰って来たアリス。階段を上がり、オイラの隣の部屋に入る。 泥「…」 しばらくして、部屋から出たアリスは、オイラの部屋をノックした。 『お兄ちゃん、開けますよー?』 泥「…あぁ…」 カチャ… 『お兄ちゃん、今日ママ遅くなるから二人でご飯食べろって!』 ちょっと火照り気味の顔で、オイラにそう言って、部屋を出た。 泥「…」 なんで?神様どうして?どうして俺にアリスをくれないの? 泥「…アリス…」 オイラと同じ金髪に、青い瞳。お揃いだって嬉しかった事が、今になって疎ましく思う。 泥「なんで…」 なんで兄妹なんだよ… なんで… 泥「妹なんだよ…」 (兄妹) それは 誰よりも強い繋がりで でも けして繋がる事のない関係 無理矢理でも君を抱く事ができるけど 君の笑顔と言う鎖で 縛られてしまって なにも出来ないんだ… ←→ |