仲間(サソリ)
好きか嫌いかなら
好き
だって仲間だもん…
『そりゃ好きよ』
蠍「なら付き合えよ」
『そういう好きじゃないよ』
蠍「好きなんだろ?なら付き合え」
この男は…
『だから好きか嫌いかなら私はあなたが好き。でもそれは仲間としてよ;』
蠍「付き合えよ」
こ・こいつはー!
『だから、好きは好きでも仲間としt…』
蠍「付き合え」
なんて俺様な奴。
『…なら嫌いよ』
蠍「…」
『いい加減にして、キレるわよ?』
あまりにウザいサソリに、いい加減頭にきた。
蠍「…」
なにも言わなくなったサソリをほって、私はその場の雑誌を手に、ソファーに座った。
『…』
会話の無い空間。
蠍「…なぁ…」
『?』
まだ何かあんのかよ?
蠍「本気だからな…」
『…サソリ?』
蠍「本気だから、覚悟しろ…」
それだけ言って、部屋を後にした。
『…』
頭の中に、サソリの言葉がこだまする。
好きか嫌いかなら
あなたが好き
でもそれは仲間として
『…ごめん…』
私は彼の気持ちに答えられそうに無い。
だってあなたは、仲間だから
(仲間)
あなたは大好きなんでしょ?永遠ってやつが。
だから永遠の仲間って事で良いにして?
【永遠の仲間か…】
良い訳ねぇだろ…
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