[携帯モード] [URL送信]
張り裂けてしまいそうな(サソリ)


君の事が好きで好きでたまらない


君を見る度俺の胸は、張り裂けてしまいそうになるくらいはね上がる


それが苦しくて苦しくてたまらないから


君をみないように視線をそらせる


しかし、それは無駄な抵抗


どんなに視線をそらそうとも


視界に入る君


だから目を閉じる事にした


しかし、それもまた無駄な抵抗だった


目を閉じても、君の姿がまぶたに焼き付いたかのように浮かぶ


蠍「…クソ…」


悲しいかな


これが現実


蠍「…どうすれば…」


どうすればこの胸の痛みから解放されるのだろうか…


その術はわからない


蠍「…好きだ…」


好きだよ…


君が好きで堪らない…




(張り裂けてしまいそうな)

そんな胸の痛みが、静寂の中俺を蝕む…





24/41ページ


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!