張り裂けてしまいそうな(サソリ)
君の事が好きで好きでたまらない
君を見る度俺の胸は、張り裂けてしまいそうになるくらいはね上がる
それが苦しくて苦しくてたまらないから
君をみないように視線をそらせる
しかし、それは無駄な抵抗
どんなに視線をそらそうとも
視界に入る君
だから目を閉じる事にした
しかし、それもまた無駄な抵抗だった
目を閉じても、君の姿がまぶたに焼き付いたかのように浮かぶ
蠍「…クソ…」
悲しいかな
これが現実
蠍「…どうすれば…」
どうすればこの胸の痛みから解放されるのだろうか…
その術はわからない
蠍「…好きだ…」
好きだよ…
君が好きで堪らない…
(張り裂けてしまいそうな)
そんな胸の痛みが、静寂の中俺を蝕む…
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